令和3年(2021年)も前年に続き宮古島旅行を予定するも、続くコロナの影響を考えると空路の旅は断念せざるを得ませんでした。沖縄も大変なことになっていたし仕方のないこととはいえ、予約もしていたからキャンセル料金だけしっかりとられて無念の結果となりました。
でも子どもたちに、どうしても美しい海と魅力的な体験をさせてあげたいと思い、感染状況が低い和歌山件をターゲットに絞りました。
和歌山県は妻と結婚前から遊びに行っていたスポットで、なんとなく地の利もわかって懐かしい場所です。結婚前の思い出の場所に子どもたちと行けると思うと、それはそれで予想以上にワクワクが止まりません♪
事件です!旅行1週間前に、まさかの事態が・・・
旅行先での妄想を糧に日々の仕事に精を出していた矢先、出発1週間前のある日に、仕事先で妻から受け取ったLINEが衝撃的すぎて今も忘れられません。
『妻よ、いったいどうした、なぜ泣いている?!』
『そして息子よ、お前はなぜ・・・なぜ腕を吊り下げているのだ?!』
(あぁ・・・認めたくない・・・これから海に遊びに行くというのに・・・その手はまさか・・・『骨折ですか~?!』)
認めたくない事実に対し、枯れるはずのない心の声が枯れるかと思うほど叫びつつ、なぜか腕を吊り下げている愛嬌あるかわいい息子に笑いが止まらず・・・とりあえずすぐに妻に連絡を入れました。
そもそも妻は、コロナはもちろんですが子どもたちにケガもしてほしくないと思い、旅行前は極力家で過ごすよう言い聞かせていたのですが、事件は家のリビングで起きたそうで(灯台下暗し)・・・
事情を聞くと、長男が一人で遊んでいた時、床のおもちゃを取るため手を伸ばした瞬間バランスを崩し、なぜそうなったのか理解に苦しみますが(笑)あろうことか手首を内側にひねった状態で手首に全体重をかけてスっ転んでしまった、ということらしいことがわかりました(小学3年生の言い分を大人が翻訳した文章です)。
にわかに信じがたい、いや信じたくないと思いつつも診断結果は変わらず、まずは現状も踏まえて旅行をどうしようか本人にも話をしようということになり、帰宅後長男に声をかけると
『僕は家に置いて行かれるの?!みんなで旅行に行っちゃうの?!』
と長男から先に言われてしまい、思わず大笑いしてしまいました。
海が大好きで、旅行に行けることを何より楽しみにしていた長男・・・ 骨折したことで自分だけが行けなくなるのではないかと本気で心配していたようです(かわいいなぁ、おい!)。
もちろんそんなことするはずがない、お前ができる範囲内になるけど、みんなで一緒に行って楽しもう!と慰めました。
ところが、安堵する長男をしり目にその傍らで、年長の次男がすかさず
『コッセツしたんだから海で遊べないんでしょ?』
と無慈悲な突っ込みを入れたことで、傷心(傷身?)の兄と無垢な弟の熾烈な言い争いが始まったことも追記しておきます(笑)
何はともあれ、旅行はキャンセルすることなく決行する事が決まりました!
今回はいつもとは違う形で予約をしました。本当なら1か所に滞在して時間を有効利用して思いっきり遊びたいところでしたが、事情が事情であるため宿泊日と場所をすべて変えて、万が一なんらかの事情でどれかがキャンセルになっても一泊だけでも行けるように、という可能性を残しました。
1日目 | 宿:SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE(ホテルシーモア) 観光:白良浜ビーチ |
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2日目 | 宿:和歌山白浜シオサイテラス 観光:臨海浦海水浴場、シオサイテラスでのピザづくり、乗馬体験など |
3日目 | 宿:碧き島の宿 熊野別邸 中の島 観光:ドルフィンベェス、たんぽぽ(ラーメン屋) |
SHIRAHAMA KEY TERACE HOTEL SEAMORE(ホテルシーモア)
骨折の受診のため出発は遅くなってしまい、1泊目の宿泊先SHIRAHAMA KEY TERRACE HOTEL SEAMORE(ホテルシーモア)についたのは午後3時ごろとなってしまいました。チェックインを急いで済ませてまずは白浜ビーチへ向かうことに。
シャトルバスもあったのですが、時刻表を見て歩いた方が早いと思い、荷物を持って子どもを連れて下り坂を歩いて・・・かかった時間は20~30分、、けっこうかかってしまいました。
白良浜海水浴場
白浜ビーチは安定の透明度!とてもキレイでした。ただ時節柄、やはり人は少なかったように思います。
長男は残念ながら腕を海に浸すことはできないため、波打ち際でチャプチャプ楽しみ、次男と私は思いっきり海にダイブ。優しい妻は長男に寄り添っていました。
名称 | 白良浜海水浴場 |
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住所 | 〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町 白良浜(地図) |
駐車場 | あり、約60台、有料(1000円~、季節により変動あり) |
電話番号 | 0739-43-5555 白浜町観光課 |
設備 | ●トイレ:あり ●シャワー:あり ●更衣室:あり ●売店:あり ●コインロッカー:あり ●足湯:あり |
これは手痛い誤算でしたが、帰りは送迎バスを利用する予定だったのに、送迎バスの発着所がわからず・・・(聞いていたはずなのに!) けっこう疲れていたため歩いて戻るのは子どもに酷だと思い、結果として妻だけが車を取りにホテルに戻り、迎えに来てもらうことになりました(ママ、ごめんね…)。
待っている間は、ビーチ脇にあった足湯スポットで子どもたちも退屈せずに楽しむことができました。
シーモアの夕食と朝食ビュッフェ
夕飯はビュッフェ、海の幸もたくさんあり、味も良く存分に楽しむことができましたよ♪
幻想的な撮影スポットにもなる「インフィニティ足湯」
翌日、チェックアウト後には1Fロビーから出てすぐのところにあるインフィニティ足湯で、メモリアルフォトを撮影できます♪水平線と足湯の舳先がシームレスに重なる、とてもきれいな場所です♪
臨海浦海水浴場
シュノーケリングが大好きな私が選んだスポットは、臨海浦海水浴場です。期待通りのビーチでした♪
海の透明度は高く、いろいろなお魚やウニ、ヒトデなど多くの海の生物に出会える穴場スポットです。ただ岩場もあるため、ケガをしないようにマリンシューズなどの準備は必須です。
また、駐車場が少ないので早い時間に行くことをお勧めします。
名称 | 臨海浦海水浴場 |
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住所 | 〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町臨海 臨海浦海水浴場(地図) |
駐車場 | あり、有料/1000円 |
電話番号 | 0739-43-6588 (白浜町観光課) |
設備 | ●トイレ:あり ●シャワー:あり ●更衣室:なし ●売店:あり |
和歌山白浜グランピング シオサイテラス
臨海浦海水浴場を昼過ぎに出発し、次に向かったのは和歌山白浜グランピング シオサイテラスです。
10棟並ぶ大型のドームテントのすべてで、白浜の眺望を中からも楽しむことができます。また、シオサイテラスでは乗馬、ピザづくり、キャンプファイヤー、バーベキューなどいろいろなグランピング体験も満喫できます。
掲載写真の遊び体験はすべてプランに含まれており無料、子どもたちも初グランピングを満喫していました。
名称 | 和歌山白浜シオサイテラス |
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住所 | 〒649-2201 和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399-3(地図) |
設備 | 共用トイレ・シャワー、レストラン、スパなど |
また食べたい!地元民も通うラーメンの名店「たんぽぽ」
翌日チェックアウト後は勝浦方面に移動、昼食は「たんぽぽ」という和歌山ラーメンのお店で食べました。
味は予想を超えてめちゃめちゃ美味しく、普段スープを残す長男も一滴残らず飲み干してしまうほど!ぜひまた食べたい和歌山ラーメンでした。
イルカと一緒に泳げるドルフィンベェイス
勝浦では、イルカと一緒に泳ぐことができるドルフィンベェイスに行きました。もともとの予約は子ども二人でしたが、あいにくの骨折事件もあり、かといって年長の次男を一人にするのも気がかりだったため、急遽自分が参加することになりました。
長男にはホント申し訳なかったのですが・・・めちゃくちゃ楽しい!イルカと泳げることがこんなに楽しいことだなんて!
次は必ず長男も参加させたいと思います!
ドルフィンスイムの準備について
水着以外、特に準備は要りません。ほぼすべてをドルフィンベェイスでレンタルできます(動画にあるシュノーケリング装備は自前のものです)。ただし、レンタル品には無料、有料それぞれあるので、詳細はドルフィンベェイスのホームページをご覧ください。
名称 | ドルフィンベェイス |
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住所 | 〒649-5172 和歌山県東牟婁郡太地町686-17(地図) |
電話番号 | 0735-59-3514 |
設備 | トイレ、シャワー室、更衣室等整っています |
碧き島の宿 熊野別邸 中の島
今回の旅行で、大人の目的は正直ここ碧き島の宿 熊野別邸 中の島でした。
『碧き島の宿 熊野別邸 中の島』は半年後の春にも宿泊しました。季節は変わり春の中の島もとても素敵ですよ!詳しくは【和歌山・三重旅行】鬼ヶ城と桜、中の島と牡蠣を満喫!をご覧ください。
碧き島の宿 熊野別邸 中の島は、さまざままメディアやブログで絶景の露天風呂が紹介されていています。でも、その魅力は露天風呂だけではありません。
島そのものがホテルであるため船でホテルに渡ります。初めての利用ならそれだけでワクワクしますが、二度目の利用ともなると、船に搭乗するための待合室では顔や名前を憶えてくださるスタッフの方がいて、会話が前回の利用時のことから始まります。こちらとしてはそれだけで「帰ってきた」感がたまらないんですよね~
まずホテルに着くと、とても居心地のよいラウンジが出迎えてくれます。ラウンジでは夜になると無料で梅酒などをの飲むことができるバーとなります(部屋に持ち帰って楽しむこともできますよ!)。
桟橋横で釣りも楽しめます(釣り竿・エサは有料でレンタル)。多いのはハコフグですが、食べられる魚が釣れた時には無料で調理してもらえます。この日は夕食でから揚げにしてもらえました。
新鮮な素材を使ったこだわりのディナーはまさに絶品!美味しい、おいしい・・・と呪詛のように唱えながら食べていました(笑)
大人のディナーに負けないくらい立派でおいしい子ども用のメニューももちろんあります。事前に伝えておけば苦手な食材を省いてくれる気遣いはありがたいです。
朝食は基本メニュー以外はプチビュッフェ形式でした。ヨーグルトやフルーツなどのデザートのほか、個人的には梅の食べ比べ(4種類くらいの味の違う梅が食べ放題)が本当に美味しくて気に入りました!
私の大好きな場所、ホテル内の回廊です。幻想的でありながらレトロなこの空間は、ここを歩くだけで特別な非日常感を満喫できます。
撮影禁止なので掲載はしていませんが、中の島の温泉は素晴らしいの一言!時間を忘れ、日常を忘れ、疲れは癒され心が満たされます。
ほかにも絶景を見ながら足湯を楽しめる遊歩道などもあるので、時間に余裕のある時はぜひ行ってみてください!
スタッフの心遣いが本当に嬉しい
何が、というわけではないのですが、スタッフの方の笑顔や対応にも本当に心を癒されます。料理や温泉も素晴らしいのですが、スタッフの方たちのおもてなしの態度こそが『また来たいな!』という気持ちにさせてくれます。
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